ミシンのフルサイズ、コンパクトサイズの違い、メリット・デメリットとは?
ミシンは同じメーカーでも機種によって大きさと重量が違い、【フルサイズ】、【コンパクトサイズ】などと呼ばれて区別されています。
初心者さんだと軽ければ良い、小さければ良い、と選びがちですが、
実はそれぞれのサイズによるメリットやデメリットがあります。
家庭用ミシンには、4kgほどの軽量ミシンから10kg以上のフルサイズミシンまで様々なタイプのものがあります。
ミシンのサイズを元に選び方のポイントを知っておきましょう。
コンパクトサイズのミシンのメリット・デメリットとは?
コンパクトサイズのミシンは、軽いので持ち運びや出し入れなどの移動が
楽ということや、作業スペースや保管場所をあまり取らないというメリットがあります。
一般的に現在、売れているコンパクトサイズのミシンと言えば、
ブラザーのPS205でしょう。
サイズは、幅407mm、高さ291mm、奥行170mm。
重さは4.5kgです。
詳細はこちらブラザーPS205について
ちょっとした小物程度を作りたい時に適しており、価格もフルサイズのミシンより安くなります。
ただ、カーテンや洋服などの大きい布を縫う際には縫いづらかったり、
パワー不足で厚い生地が縫えないなどのデメリットがあります。
また、様々な機能が付いていても、あくまで簡易的な用途での使用となるので、
壊れやすかったり、修理代がかかったりします。買った時は調子が良かったけど、
1〜2年たったら調子が悪くなってきたと良く聞きます。
フルサイズのミシンのメリット・デメリットとは?
フルサイズのミシンはパワーも強く、厚い生地でもきちんと縫えます。
また、大は小を兼ねるという言葉通り、大きい物から小さい物まで幅広く
ソーイングすることが出来ます。
一般的に現在、売れているフルサイズのミシンと言えば、
シンガーのモナミヌウプラスSC217でしょう。
サイズは、幅439mm、高さ287mm、奥行195mm。
重さは7.7kgです。
詳細はこちらモナミヌウプラスSC217について
ミシン本体が重く、しっかりと設置出来るので、ガタつくことが少なく、
安定して縫うことが出来ます。
しかし、重いので持ち運びや移動が大変ということや、置き場所を取るなどのデメリットがあります。
ミシンを出したりしまったり、ミシンを使うお部屋までの持ち運びが面倒で
ついつい使わなくなってしまった・・・という声もたまに聞きます。
レギュラーサイズのミシンのメリット・デメリットとは?
一般的にはミシンはコンパクトサイズ、フルサイズで区別されることが多いですが、
もちろん、コンパクトサイズとフルサイズの中間のサイズのミシンもあります。
実際、販売されているミシンの中でも最も多いサイズなので
あえて「レギュラーサイズのミシンです」とは言いません。
ですので販売ページに特に「フルサイズ」とか「コンパクトミシン」などと
明記されていなければ「レギュラーサイズのミシンだな」と判断されて問題ないでしょう。
一般的に現在、売れているレギュラーサイズのミシンと言えば、
アイシンミシンのSP10でしょう。
サイズは、幅410mm、 奥行198mm 高さ294mm。
重さは5.7kgです。
詳細はこちらアイシンミシンのSP10について
レギュラーサイズのミシンは、メリットとデメリットは両者の中間に
位置していると言えます。
重さも女性が持ち運びするには何とか負担にならない程度です。
ミシンの初心者の方はまずレギュラーサイズのミシンから検討されていかれると良いでしょう。
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