2万円台のジャノメE-003はコンパクトでシンプルなお手軽ミシン
ミシンの予算は2万円台で・・・と希望される方にお勧めしたいのが
必要最低限の機能のみでシンプルな低価格のジャノメE-003です。
安いミシンだから機能面は心配になるのですが、操作がシンプルで誰にでも
扱いやすいミシンということで好評です。
では厚物縫いなど生地を縫う力はどうなのでしょうか?
裁縫を進めていくなかで針の貫通力は何よりも大事な部分にあたります。
予算を最優先して縫う力もある程度は期待したいという場合には、
このご予算ではそこそこ力を発揮するミシンだと言えます。
しかし、送り歯が4枚歯ですので大きな期待は禁物です。
E-003と同じメーカーのジャノメミシンでの売れ筋はJP710。価格は42,800円〜です。
こちらと機能を比較してみましょう。
E-003 | 縫い模様13種類、4枚送り歯仕様、自動針糸通し機能、スロー返し縫い
幅354mm、高さ254mm、奥行159mm |
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JP710 | 縫い模様30種類、7枚送り歯仕様、スピーディ糸通し、自動糸調子機能、自動ボタンホール、針基線変更15段階、自動返し縫い、止め縫い、ワンタッチスローボタン
幅390mm、高さ280mm、奥行き180mm |
E-003は縫い模様のほうは13種類のみ。
さすがに低価格のミシンだけあって、機能はJP710に比べるとかなり抑えられているのが
分かります。
サイズもJP710に比べると一回り小さく、いわゆるコンパクトミシンに当たります。
縫うスペースが小さめなので大物縫いには向きません。
また、E-003は4枚送り歯、JP710は7枚送り歯なのが大きな違いです。
最近の家庭用ミシンは最低でも6枚送り歯となっていますので
厚地の生地を縫うのには少々の不安があります。
使い初めは良くても、徐々に縫えなくなってくる、と言うのが格安ミシンの
良くある評判の一つです。
しかし、4枚送り歯というのは例えば雑貨などの小物を縫う場合には十分な機能です。
そして自動針糸通し機能がついています。返し縫いは低速になりますので慌てずに
操作できます。
お子様のお洋服などを縫いたい場合はボタンホール機能のあるJP710が
おすすめですが、入園グッズ程度のものを作りたいというのであれば
大きな期待はせずに、E-003でも十分かもしれません。
収納時に便利な厚地ナイロン製のキャリングバックが付属しているというのも
2万円台のミシンでは珍しくうれしいサービスだと思います。
ただし、フットコントローラは別売りになっています。
ミシンの初心者さんにはフットコントローラは必須アイテムですよ。